模倣の先にあるもの

唐突だが、私は人の真似をするのが大好きだ、別の言い方をすると他人の影響を受け易いのだ。

ソフトウェア開発も他人の真似をすればいい、インターネットで検索出来る、膨大なサンプルと、適当なデザインパターンを組み合わせれば、とりあえずアプリケーションなんて完成するではないか。よっし今回もお決まりの方法でアプローチするぞ、みんな文句言わないでね、言った様にやればプロジェクトは成功するからさ。要求機能を満たしていればクライアントも文句言わないし、動作やサービスに問題なければ営業チームもご満悦だ、みんなハッピーだよ。

納得出来ない奴がいるって?誰? 俺自身だよ。

何故だ?プログラミングが物事の本質ではないからか? そうだな、プログラム自体が重要なのではない、アプリケーションサービスが提供する価値が重要なんだ。価値とは何だ?自己満足のことか?いや客観的で相対的なものだ、紙幣なんかがそうだろう。

アプリケーションサービスは誰のものだ?顧客のものだ。俺は何してんだ?さぁ・・そうか、やっぱり生身の人間を相手にしてるんだよな。皆がそれぞれに自分の役割を果たしているから世の中は回っているんだ、俺も他人に生かされているのだ。

よっし、自分達が満足するソフトウェアも良いが、利用する人達に満足してもらえるソフトウェアこそ重要だ、そんなサービスを提供することを目標にしようではないか。