NetBeansでMercurialを手軽に使用する方法

Mercurialは、クロスプラットフォームの分散型バージョン管理システムです。
Mercurial - Mercurial
NetBeans IDEには、Mercurial用のプラグインが同梱されていて簡単に使用出来ます、備忘録を記します。

使用した環境

OS: Windows XP
IDE: NetBeans IDE 6.8
JDK: 1.6

Mercurialの導入

http://mercurial.selenic.com/wiki/Download?action=show&redirect=BinaryPackages
Minimal Windows installer のリンク先
http://mercurial.berkwood.com/ から
Mercurial-1.4.3.exe をダウンロードして、以下のようにインストールしました。

C:\Program Files\Mercurial

インストールウィザードの最後で
Add the installation path to the search path のチェックをONにしたらパス設定に追加されます。

NetBeansプラグインの設定

[ツール] -> [オプション] -> [その他] -> [バージョン管理] -> [Mercurial]
Mercurial 実行可能ファイルパスに インストールフォルダを設定して [了解] を押します。

Mercurialプロジェクトの初期化

プロジェクトの右クリメニューから [バージョン管理] -> [Mercurial プロジェクトを初期化] を実行します。

リポジトリのルートパスはそのまま設定したら、プロジェクト内にローカルリポジトリが作成されます。

.hgignoreの設定

プロジェクトフォルダに .hgignore が作成されているので、以下の記述を追加します。

\.hgignore
nbproject

あとはコード編集後に、右クリメニューからコミットすればOKです。

思ったこと

  • 個人使用のローカルリポジトリはこれで十分だと思います、何より手軽でカンタンです!
  • リモートで接続するメインリポジトリとしてSubversionの使用を想定しています。(※必要なら)
  • MercurialSubversion併用する場合、どちらかのプラグインを無効にすれば操作可能です。
  • これは分散型バージョン管理システム本来の使用方法ではありませんが、ローカル作業の履歴管理にも有効ではないでしょうか。